2013.06 プリンスエドワード島 4日目

アンツアー

毎日↓これ頼みです。

今日の朝食。
ワインじゃないよ、クランベリージュースです。
美味しいよ♪

今日は森ガール、なんちゃって。
いい年してやめなさい、って言われそう。

今日は”アンツアー”参加の日です。
このツアーはオプションで申し込まなくても最初から付いていました。
9時半にお迎えが来ます。
ツアーの後そのままシャーロットタウンへ移動するので
荷物も一緒にバスに乗り込みました。
↓こんなにかっこいいバスだったのよ。

バスに乗り込んでびっくり!
昨日までキャベンディッシュで一緒だったTさんが同乗されていました。
他の皆さんはシャーロットタウンからの出発だったようです。
とにかくTさんとは再会を喜び、
ツアー中も一人旅同志、行動を共にさせていただきました。


キャベンディッシュ海岸

9:55
まず向かったのはキャベンディッシュ海岸。
昨日苦労して行ったけど
車ならあっという間です。
でも昨日のあの散歩は有意義でした。
いい経験でした。

この辺りの歴史など説明の看板です。

写真をクリックすると大きくなって読めます。
でも私は、、、頭が痛くなります。。。
いつかスラスラと読める日が来たら
読んでみようっと。。。

 


グリーンゲイブルス

10:10
さていよいよグリーンゲイブルス、
アンの育った家です。
説明のパンフレットです。
写真をクリックすると大きくなります。
 
このグリーンゲイブルスは
モンゴメリーの祖父の従兄妹の家だったそうです。

ビジターセンター
今日は日曜日です。
グリーンゲイブルスは日曜休館と何かで見た私は
心配になってクロスロードさんに確かめてもらいました。
そしたら、予約客のみ入れるそうで安心しました。

しかしまぁ、夏期のみの営業や、日曜休館など
商売っ気のない町ですこと。。。。

ギフトショップ

ペットボトルを買いました。
いくらか失念^^;
でも100円〜200円の間だったと思います。

納屋

とても立派な納屋です。

日曜日だからか
馬車は納屋に入ったままでした。

置いてあった帽子をかぶったら
ずいぶん歳のいったアンができました^^;

さぁ、いいよいよグリーンゲイブルスです。

あぁっ!!
ホントにあの写真や映像で見たグリーンゲイブルスです。
この建物を目の当たりにした時は
本当に感動しました。

グリーンゲイブルスというのは「緑の切妻屋根の家」という意味ですが
アンを引き取ったマリラとマシューが住んでいる家の屋号です。

「屋号」って素敵だな、と思いました。
「あそこの緑色の屋根の家だよ。」というのを
「グリーンゲイブルスよ。」なんて言ってもらえたら
家にも人(?)格ができて
家族の一員となってしっかり家人を守ってくれそうですもの。

実際にはこの家はモンゴメリーの祖父のいとこ兄妹の家だったのだそうです。

さて、今度は中へ入ります。

居間です。
馬の毛でできたソファと、、

これは家族の髪で作ったリース。
髪の色がそれぞれ違うので
表情豊かに仕上がるのだそうです。

壁掛け棚の装飾は
素敵なクロスステッチ刺繍。

お隣はダイニング。

想像していたより重厚な家具。

そして

マシューの部屋です。

農業新聞ってのがさりげなく置いてあって
マシューらしいな、って。。。。

1階の隅に

デイリーポーチと

パントリー。

そしてマリラの城、

キッチン。

奥に見えるソファはお昼寝用だそうです。

アンがダイアナに飲ませるはずだった木いちご水(ラズベリーコーディアル)、
こんなところにあったのね。

さて、

2階へ上がります。
農家の壁紙が派手なのは
土などが付いて汚れても目立たないからだそうです。

最初は

じゃーん!!
アンの部屋です。

マシューから贈られたパフスリーブのドレス、

それから片隅にはあのギルバート「にんじん発言事件」の
石版。
粉々に壊れています。
ギルバート君、痛かったろうね。。。

アンの部屋は
東向きの朝日が燦々と降り注ぎ、
若者の輝かしい未来に向かって希望に満ちた部屋、
松本侑子さんはおっしゃっています。

↓これは1991年初版で買った雑誌に載っているアンの部屋です。

実は1997年にグリーンゲイブルスは火事にあっているのです。
建て替えられる前の貴重な写真ですね。

アンの部屋のお隣は

客室。

お向かいは

マリラの部屋です。

紫水晶のブローチ、ちゃんとありましたね。

アンの部屋に比べマリラの部屋が西向きなのは
”人生の最後のステージに向かって
輝く西日を浴びて充実した人生を生きていく女性の部屋”
と、モンゴメリーが物語の中で描き分けをしたのではないかと
松本侑子さんはおっしゃっています。

そのお隣は

ソーイングルーム。

雪の日のかんじきとミニストーブ。

使用人のお部屋

と、アンの”住んでいた家”と言って紹介していますが
もちろん、アンは実在しません。
でもなんだか、私には
実在していた一人の女の子としてしか
思えないんですよね。

外に出て「バルサムホロウトレイル≒樹脂のにおう窪地の散策道」へ行きましょう。

ここがアンに言わせると
「恋人の小径」というロマンチックな散歩道なのです。


最終的にはゴルフ場に出たので
あらら、、でした。

グリーンゲイブルスの方へ戻って
反対側の「お化けの森」に行きました。
(実際には前日に行っているのでこの日には行かなかったのですが)

お化けが出そうかと言えば
そんなでもなく,

でも鬱蒼とした感じは確かにあったかな。。。。

おやまぁ、これはいただけませんね。

こちらも行きつく先はゴルフ場でした。


モンゴメリーのお墓

11:20

キャベンディッシュ共同墓地は
見通しのいい交差点付近にあります。

まずは若くして亡くなったお母さんと
モンゴメリーをきびしく育てた祖父母のお墓。

祖母のお名前が「ANNE」ではなく「ANN」なのです。
アンがEの付くアンにこだわったのには
ここに何か関係があるのでしょうか?

そしてひときわ目立つのがモンゴメリと夫のお墓です。


ロブスターランチ

11:40
ちょうどこの日はロブスター漁最後の日、
いや、昨日で終わっていたんだったかな?
とにかく漁師さんたちが船の掃除などしていました。

と、すると偶然にもこの船は
今私たちを運んでくださっている運転手さんの船で
掃除をしているのはお仲間でした。

彼は漁の季節はロブスターを採り、
オフシーズンになると運転手に職替えをするのだそうです。

さて、アンツアーにはランチが付いています。

島の名物、ロブスターランチです。

お土産屋さんも兼ねた割と広いレストランです。

とーっても美味しかったです。
完食♪

しかしデザートはムリでした。
私が選んだブルーベリーパイは
中身がまるでブルーベリージャム。
こんな大量のジャムは食べられません。

ここで私とTさんの前に座ってた新婚さん。
昨日キンドレッドスピリッツインで結婚式を挙げられたのだそうで、
なんと旦那様は若いころ
Tさんの経営するお店の常連さんだったということが判明。
まぁ、何というご縁でしょう!!

この他にも
Tさんと私とはお話が弾むうちに
不思議なご縁が重なり、
このプリンスエドワード島の旅が一層楽しいものとなりました。


キャベンディッシュ郵便局

13:03
お昼を食べて
またキャベンディッシュに戻ってきました。
まずは墓地のお向かいにある郵便局です。

モンゴメリを厳しく育てた祖父母の
家兼郵便局を再現した建物です。

こちらでハガキを買って実際に日本まで送ることもできます。

私も記念に送りました。

帰国後に私から私へ届きました。

モンゴメリは祖父の死後から祖母が亡くなるまでの3年間、
郵便業務を引き継ぐ傍ら赤毛のアンを書いたそうです。

自宅が郵便局だったからこそ、
誰にも知られることなく何度も出版社に原稿を送ることが出来たと
モンゴメリ自身が話していたそうです。


モンゴメリー住居跡

実は郵便局を見たらすぐに
お隣のキャベンディッシュ合同教会へ移動だったのですが
私たちだけ特別にちょっと郵便局の裏手へと向かいました。

というのも
Tさんが過日キャベンディッシュを一人で散策した時にこの地を訪れ、
アンの世界を感じるのは此処が一番と感じ、
是非とも私にこの住居跡を見せたいと言ってくださったのです。

写真家の吉村和敏氏が
赤毛のアン」ファンなら是非行ってほしいと提唱されていたという
モンゴメリーの住居跡。
「本当にモンゴメリーが見て、感じて、綴ったアンの舞台は
この住居跡周辺にあるような気がします」
と書いていました。

この住居跡は
母を亡くした1歳9カ月から36歳まで
厳格な祖父母と住んでいた場所で、
かつての建物の基礎と井戸が残っています。

この場所から見える農場や森の様子は、
赤毛のアン」を 書き上げた頃のままということです。

確かにこの景色は今までにない
果てしなく広がる草原です。

この地をツアーに組み込んでいないのは不思議です。

上の写真を撮っている私をいつの間にか
Tさんが撮ってくれていました。

一角にはブックストアがあり、アン関連の本などがあります。

こちらはモンゴメリーの親戚の方が経営されているそうです。

キャベンディッシュ教会

13:22

少し遅れて合流しました。
モンゴメリーが日曜学校の教師をしていた小さな教会です。

夫のユワンマクドナルド牧師と知り合ったのもこの教会だったそうです。

モンゴメリーの生家

13:42
ニューロンドンにある可愛いお家にやってきました。

こちらが入口正面です。

モンゴメリーに関する書簡、
彼女直筆の手紙などが展示されています。

一階の広いお部屋にも
関連の書籍などが飾られています。

ここにも髪の毛のリースがありました。
写真をクリックすると大きくなります。
その細かさにびっくりです。

私この壁紙の柄好き♡

子供部屋

客室

1874年11月30日にモンゴメリーが生まれた部屋です。

他にも彼女が着たウェディングドレスのレプリカがあったのですが
なぜか写真がありません。
撮影不可だったかな?
ウィンドウの反射があってうまく撮れなかったのかな?

フレンチリバー

14:05

PEIの風景と言えば
誰もが思い浮かべるのではないでしょうか。

この眺め。

曇りがちだった空も青空が見えてきて
嬉しくてうれしくて
写真も撮りすぎて、
後で整理に困ったのは言うまでもありません。

全く同じような写真ばかり。。。

あの可愛いお家は
ロブスター漁小屋で
ときどき塗り替えられるので色が変わるそうです。

ここからの眺めがすばらしくて
あまりにもたくさんの観光客が足をとめるので
土地の所有者、

ホステッターさんが

駐車場にして観光客に開放してくれているのだそうです。

後方にあるあの大きな家がホステッターさんのお家です。
ガイドさんが一度でいいから”お宅訪問”をしてみたいと
言ってました。
わたしもつれてって〜♪


銀の森屋敷と輝く湖水

14:26
北の海岸線沿いのパーク・コーナーにあります。 

モンゴメリーはこのいとこの家が大好きで
長い夏休みなどはよく訪れていたそうです。
そして、この家で彼女は結婚式を挙げたのです。

入り口を入ると
モンゴメリーの子孫だという女性が
〜とてもチャーミングな方です〜
このストーブレンジの説明をしてくれました。

この家はモンゴメリーの作品の何かに出てくるらしいのですが
勉強不足の私は読んでいないのでわかりません。
どなたかご存知でしたら教えてください。

この部屋でモンゴメリーユアン牧師と結婚式を挙げました。

モンゴメリーの作品の初版本。

窓越しに「輝く湖水」が見えます。

モンゴメリー自身が作ったクレイジーキルト。

モンゴメリ―の写真が飾られています。
美人だと思うわ。

お隣にはギフトショップがあります。

銀の森屋敷の向こうにあるのは

輝く湖水ですが

私はそれより
道を挟んだこちらの方の景色が好きです。

遠くの方に馬車がゆらゆらと歩いています。

いいなぁ〜のどかで。


ケンジントン駅舎

15:14
ツアーの最後は鉄道の駅です。
PEIには今は鉄道は走っていません。
以前の駅舎と線路だけが残っています。

あ、、、私はこんなの(←クリックするとエルマイラ駅舎の写真にリンクします。)を期待していたけど、、、
これは島の東の端にあるようです。

ケンジントン駅舎は今ではパブになっているのだそうです。

なのでいい意味での寂れた雰囲気はありません。

線路跡はトレイルになって
ジョギングやサイクリングコースになっているそうです。


今回このアンツアーにはこんなプレゼント企画がありました。

私また行くわよ〜^^v




シップライト イン

16:00

アンツアーを終え、ガイドさんは
他の皆さんをシャーロットタウンのそれぞれの宿や街なかで降ろし、
最後にここシップライトインというB&Bで私のチェックインを手伝うために
一緒に来てくれました。

クロスロードのツアーでは
B&Bの宿泊にこだわり、数ある人気のB&Bから選ぶことができました。

といっても私はよくわからなかったので
街に近いところを第一条件として
Aさんにお任せしました。

他で調べてみると
B&Bによってもかなり料金に差がありますが
クロスロードでは
どのB&Bに決めても同額だったので
このシップライトインに泊れたのはラッキーだったと思います。

ここでも私の部屋は
外から入るタイプでした。

一番左のこちら。

各部屋ごとに海にちなんだ名前が付いています。

外のドアを開けるとまた左右にドアがあり、
私の部屋は左。

まぁ、クラッシックな落ち着いた、
でも紅色が基調のかわいいお部屋です。

コーナーチェストの上には
シルクハット・鞄とステッキ。

直接的には部屋の備品としては関係ありませんが
ちょっとした雑貨がお部屋を引き立てています。

これは靴磨きのセットでしょうか?

ベッドは一人なら十分すぎる広さ。
気持ちよく眠れました。

部屋の隅にはもう一つベッドがありました。
私はここにスーツケースを置きました。

洗面室にはPEIに来て初めてお目にかかる
大鏡がありました。

まぁ、バスルームにガーランドとは
初めて見ました。

宿について詳しい日本語の説明がありました。
 

 

今日は
先ほどまでアンツアーで一緒だったTさんと
夕食を食べに行こうと約束していたので
昨日からこのB&Bに泊っている
KさんIさんを誘おうとしたのですが
さて、お部屋はどちらでしょう、、、?

どのお部屋かわからなかったので
お宿のご主人に聞いてみたら
気持ちよく教えてくれました。

でも残念ながらご不在でした。

写真は後日送っていただいたKさんIさんのお部屋の写真です。
二階のnavigators retreat というお部屋です。

こちらは明るいですね。

やはり小物が可愛いです。




シャーロットタウンその1

17:15

シップライトインとは道を挟んでお向かいのB&B
Tさんがお泊りのダンディーアームスインです。

Tさんがシップライトインまで迎えに来てくださって
ダウンタウンへむかいました。
Tさんは一日早くこの街に来ているので
案内してくださいました。
お蔭で私は初日を迷うことなく過ごせました。

まずはここCOWS

絶対食べなければならない
アイスクリーム。

とーっても美味しかったです。

明日がカナダデ-(カナダ建国記念日)なので
街中がお祭りです。
街の中心コンフェデレーションセンター前の広場では
各国のブースが設けられ
それぞれの催しがなされていました。

「JAPAN」のブースでは
女性はゆかた、男性はハッピを着せてもらえます。
先ほどまで一緒だったガイドさんも
ボランティアとして参加されていました。

プロビンスハウス(州議事堂)前では
色々な国の民族音楽が演奏されていました。

グレートジョージストリートを進んで出た港町が
ここでした。

明日もまた訪れますので
また明日の日付で詳しくUPします。

ダウンタウンの片隅。
ここから撮りました。

セントダンスタンス教会の側面。

色合いと雲の感じがよかったのかしら。
何だかとってもお気に入りの一枚。

お目当てのレストランが満席だったので
こちらのカフェでちょっと休憩。

今日の夕食はここ
ウォータープリンスコーナーショップ

外はまだ明るいのですが
実はもう夜の9時過ぎています。

このさかさまのブーツが目印です。

地元の人たちに大人気のお店です。

ムール貝美味しかったです。

ワインなど飲み物含んで二人分、
チップ込みで61.30カナダドル(5,931円)
カード払いしました。